【防災まめ知識　11月】南海トラフ地震　臨時情報について

　8月8日に日向灘を震源とするM7.1の地震が発生し、南海トラフ地震臨時情報（巨大地震注意）が制定後初めて発表され、備えについて見直すよう呼びかけがありました。

　連日ニュースなどで報道されていましたが、臨時情報とはどのようなものか、改めてみていきましょう。

　想定震源域内でM6.8以上の地震またはプレートで通常とは異なるゆっくり滑りが発生した場合に出される情報で、「調査中」、「巨大地震注意」、「巨大地震警戒」の三つに分けられています。

　調査の結果、注意や警戒の情報が出た場合は備えについて見直すなどの対策を行うことが大切です。特に、警戒が出た場合は、避難困難地域の方や高齢者の方などは事前避難が呼びかけられます。また、解除された場合でも発生の可能性が消えたわけではないため、油断は禁物です。

　今後も臨時情報が発表される可能性はありますので、臨時情報についての知識を身に着け、備えについて確認しておきましょう。（例：家具の固定、避難経路の確認、家族との連絡体制の確認など）