【防災まめ知識 7月】高潮を知ろう 過去の被害と仕組みについて
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波による過去の被害
台風が多くなる季節になってきました。台風では、雨や風だけでなく波による被害も考えられます。第2室戸台風では、印南川河口や元村海岸筋、島田地区で被害が出るなど、津波以外にも波による甚大な被害を受けていることが分かります。
今回は、高潮の仕組みについてみていきましょう。
高潮とは
普段私たちは空気の重さにより約1013hPaという力で圧がかかった空間で生活しています。台風が近づくと、気圧が下がり、1013hPaという力で抑えられていた海面が抑えられる力が弱まって上昇し、水位が上がります。これを「吸い上げ効果」といいます。さらに、台風は海を進み強い風によって大きくうねった波が、陸に向かって吹き寄せられます。これを「吹きよせ効果」といいます。海面が上昇した状態で吹き寄せられ、防潮堤を超えて堤内に水が流れ込むと、最悪の場合家が流されるなど、とても危険です。
高潮は満潮が近づくほど水位が上昇し危険な状態となります。町内でも海に面している場所などは、被害を受ける可能性があります。情報をこまめに確認し、必要に応じて避難できるよう準備しておきましょう。また、窓や玄関に防水シートや防水扉などを設置することで浸水を防ぐという対策もあります。
台風の際は高潮についても注意しておきましょう。
【第2室戸台風の印南町での被害状況】(印南町地域防災計画より)
負傷者:28人
全壊家屋:173戸
半壊家屋:334戸
床上浸水:414戸
床下浸水:271戸

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