2,中山王子跡
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中山王子跡
(なかやまおうじあと)
- 員数 1社
- 指定年月日 昭和33年4月1日
- 所在地 印南町島田
中山王子は熊野九十九王子社の1つで、建仁2年(1201)の後鳥羽上皇の「熊野御幸記」に、「先陣また山を越えて切部中山王子に参る」と記されている。
しかし御幸記より約100年前の天仁2年(1109)の「中右記」に、「切部川を渡り同山出る祓」とある。中山王子なる名はみられないが、当時すでに小社があったと考えられる。現在の中山王子社の位置は中山ではなく榎峠であるが、中右記には「山出る祓」と山を越えての参拝を示唆しており、御幸記では「山を越えて切部中山王子に参る」と明記されている。
中山王子社の旧地がどこであったかは不詳であるが、現在地より東約1キロメートルの中山谷に「王子谷」という地名があり、小祀の跡が残っていることから、一般にはこの地にあったのではないかと考えられている。
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印南町教育委員会
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