16,中山峠の戸板
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中山峠の戸板
(なかやまとうげ といた)
- 員数 1枚
- 指定年月日 平成3年5月30日
- 保管地 印南町教育委員会

中山王子社前より、往古上皇はじめ貴族、一般庶民の多くが往き交いし榎峠を経て坂道を下ること約1km、その古道沿いにある桑原清司氏旧宅の廃屋(納屋)に、江戸時代後期の文政十年(1827)~明治十九年(1886)までの間に、庶民が書いた落書や肖像画・風俗画などが描かれている戸板が僅か1枚であるが現存する。
茶屋を営んでいたらしく、茶屋は往来する旅人たちでさぞかし賑わったであろうと察せられ、当時の参詣の様子を知ることができる。一般庶民のこうした素朴な資料が残されていることは、大変珍しく貴重であり、中山谷が熊野参詣道であったことの何よりも確かな証でもある。
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